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KWシェルコート:食品用除菌剤製剤 って何?「超」解説編

「食品」と「食品のまわり:台所や厨房」と、食のシーンで使える除菌液です。

使い方を図解しています

食品工場では、食品自体の菌数管理と加工室に入る前に働く人の除菌も重要なことなのです。

食品自体を扱うため、働く人が使う除菌液も「万一、食品に着いてしまっても安全であること」が求められています。
そのために特に食品安全に気を使っている食品加工場内部や入室前の準備室では、食品に付着してはならない消毒液※1
ではなく食品添加物製剤(除菌剤製剤)を用います。

※1 例えば、塩化ベンザルコニウム(逆性石鹸)など消毒剤成分が含まれていると、胃痛など化学物質による食中毒が起きてしまうため、食品では用いません。
また消毒という言葉は医薬品等に用いられる言葉であり、食品では除菌という言葉を用います。

 

KWシェルコートは食品工場やレストラン厨房で使われているプロ仕様の除菌液。家庭での使用法。

ご家庭では素手で調理することが多いと思いますが、この場合、調理時の食中毒防止のため手に存在する菌やウイルス
の除菌・不活化目的として手に使用して問題ありません。
また、ふきん(ダスター)、エプロン、調理用マスクなども清潔にしておきたいもの。
適量を滴らしてなじませたり、しみこませたり、拭きあげたりしてご使用ください。

食品へ直接、除菌目的に拭きかけて表面除菌ができます。
拭きかけた後の水洗いは必要なく、そのまま食していただいて問題ありません。
(つゆ・たれをかけたことと同じになります)
たとえばフルーツなどを食べるときにいかがですか?
 

外出時の食器や箸・スプーンにも、口に入って問題ない成分だから、KWシェルコートで除菌。

細菌やウイルスによる食中毒は日本のみならず世界各国で年中起きています。
身近なところでは、幼児の遊び食べ、手指で直接つまむ料理などのシーンにおいては、手指による伝播汚染の防止
が重要。
さらに食品皿、容器やプラスチック箸など、間接的にも口に入るものへの除菌もおすすめします。

 

ご家庭では馴染みのない「食品添加物製剤」とは何だろう?

たれ・しょうゆと同じ食品調味料の仲間。「食品添加物を味方につける」

食品添加物は聞いたことがあっても、食品添加物製剤という言葉はあまり聞いたことがないとおもいます。
製剤=(添加物の)ミックス品 という意味です。
調味料のミックス品は、たれ・ソースと考えてみると解りやすいかも。

食品添加物は、味を調えたり、酸味を与えたり、とろみをつけたり。材料に『効果・変化を与える』目的で
添加するものを指します。
そのなかでKWシェルコートは材料の除菌目的で食品工場で使用されています。

食品工場での除菌目的に、食品添加物として次亜塩素酸ナトリウムが認可されていますが、
但し書きに「(最終的に)食品中に残存してはならない」と定められています。
家庭用では食器やまな板の除菌液等で漂白剤として馴染みがある物質かもしれません。

KWシェルコートは漂白作用はありませんが、しっかりと除菌効果は現れます。
台所ふきん(ダスター)や調理用マスクなどに使うと脱色せずに除菌するので菌による匂いの発生などが
抑制されます。
 

第三者検査データだけでなく、まっすぐ真面目に使用用途を確認した食品用除菌液

KWシェルコートは大阪市保健所を経由し厚生労働省から「除菌目的に食品へ直接使用して(残存させて)
差し支えない」と回答・承認を頂いた商品です。(平成29年(2017年)6月に回答を頂きました)
成分が 水酸化カルシウム(ホタテ貝殻焼成カルシウムの水溶液)、乳酸・乳酸ナトリウム(たれ、つゆにも
使う酸味料)、エタノール(KWシェルコートの配合安定化の目的に9.9%という低濃度)
なるほど成分を見ても、口に入って問題ないもので組み合わせている。ということが解ります。

KWシェルコートには成分の配合比※2も、栄養成分表示も「つつみ隠さず」記されています。
食品に直接使える製品である以上、まっすぐ真面目です。

※2 KWシェルコートの配合については国立大学法人京都大学と株式会社かわかみ が共同特許を保有しています。
 

京都大学と共同開発した理由と成果。「ものづくり」の「ものがたり」

京都大学 西渕光昭教授との出会い、大学との産学連携

私たちは食品向けの製品を作っているため、自社でウイルスや細菌の研究を深めることができません
(万一、調味料の開発製品に移っては大変です)。
困っている中、京都大学で細菌の研究を行っている先生がおられるという話を聞き、その方も「ナチュラルな
組み合わせで除菌剤ができないだろうか」と思案しておられました。
先生は東南アジアで起こる食中毒に関して、研究・検証されていた西渕光昭教授※3です。細菌学の分野では、
『腸炎ビブリオの権威』と言われており、多くの食中毒と戦い続けていた方です。先生と開発に関して相談した
際に、『しっかりと効果のある製剤にしないとダメ!』という一見当たり前のような話からスタートしました。
しかしこの効果検証がとてつもなく厳しいテスト方法だったのです。

※3 西渕光昭教授は2019年6月にご逝去されました。謹んで先生のご冥福をお祈り申し上げます。
 

効果の検証に、あえて厳しい検証方法を採用した理由

先生は、Kelsey-Sykes法(藤本変法)という全く聞きなれない効果検証方法を提示しました。簡単に言いますと、
病院などで使用する医薬品、消毒剤の効果検証に用いる方法だそうです。このような検証方法で効果を出さないと
いけない(薬品並みの効果が必要)。
さらに、原料は食品で実績のある原料しか使えない(オーバーに言いますと、飲める原料)。
この一見不可能に見える状況から、私たち かわかみと京都大学との研究がはじまり、長い年月をかけて
シェルコートに使われている成分組み合わせを発明。共同特許をとりました。
 

京都大学医学研究科にて実施した細菌への効果検証データ

京都大学医学部研究科との試験結果表題
【記号のみかた】
×:対象薬剤を100%原液でも効果なし
△:対象薬剤を100%原液で効果確認
〇:対象薬剤を75%濃度に薄めても効果確認
◎:対象薬剤を50%濃度に薄めても効果確認(2倍に薄めても効果があったことを示します)
下記表中の「次亜塩素酸Na」は次亜塩素酸ナトリウム150ppm濃度を原液として計測しています。
この濃度は野菜食品加工では濃いめの濃度です。
 KS法清潔区での比較
清潔区:ばい菌と対象薬剤のみで計測。

KS法汚染区での比較
汚染区:ばい菌と畜肉エキス、対象薬剤で計測。

汚染区について:決して不潔な環境ではない日常的な環境区
わかりやすくイメージすると:日常の環境を再現。手のひらの上や、食材が乗ったあとのまな板など。
 有機物として畜肉エキスと酵母エキスなど、「タンパク質」を混ぜて、薬液が効きにくい状況をつくりだして
います。

汚染区での検証効果も示している除菌製品はそんなに多くありません。
その中でKWシェルコートは堂々と公表できているのも、Kelsey-Sykes藤本変法を用いて検証しているからです。
 

ウイルスへの効果検証 なぜノロウイルスに注目するの?

ノロウイルスはたった数個で感染が成立すると言われています。
かつ、ノンエンベロープ型ウイルスという一般的な除菌剤(アルコールなど)では不活化が困難。
しかも夏冬問わず食中毒が集団発生することと、
(陸の上では)「人間の排泄物を経由して感染する」厄介なウイルスだからです。
なぜノロウイルスに注目するのかを解説
 

もちろん外部検査でも検証。さらに国の調査報告書でも公表されています。

インフルエンザとノロウイルスに効果がある実証データ
インフルエンザウイルスの検証
エンベロープ型ウイルスは第三者試験会社にて検証。短時間で不活化(除菌)を確認しています。

ノロウイルスの検証※4
ノンエンベロープ型ウイルスは国立医薬品食品衛生研究所「平成21年度ノロウイルス不活化条件に関する
調査報告書(2009年)」において ”ノロウイルス不活化に次亜塩素酸ナトリウムの代替え消毒剤として
(市販品BA:シェルコートは)利用することができる可能性がある“ と報告されています。
(各薬液を水で2倍に薄めて検証されています)

※4ネコカリシウイルスのほかに、ヒト由来ノロウイルスによる検証結果も保有しています。

 

まとめ:あなたの気になっているウイルスは(エンベロープ型/ノンエンベロープ型)のどちらですか?

KWシェルコートは「エンベロープ型ウイルス」「ノンエンベロープ型ウイルス」両方に不活化効果が期待できる検証
結果を持ち合わせています。また菌に関しては、O-157、カンピロバクター、ビブリオ、サルモネラへも効果が確認
できています。